タロットカードとは?

占いなどに使われるカードで、おおよその場合、計78枚で組まれています。

それぞれのカードには、ある意味を表す絵柄(寓意画)と数字・位(くらい)が描かれていて、どのカードが出たかによって、過去・現在・現在の状況や、いま気になっていることに対する対応法などを占います。

そのうち、22枚のカードが「大アルカナ」と呼ばれる強いメッセージ力をもつとされるカードになります。

他の56枚のカードは「小アルカナ」と呼ばれるカードです。そのうち14枚ずつが「ソード(剣・風・知識)」「カップ(杯・水・感情)」「ペンタクル(金貨・土・成果)」「ワンド(杖・火・力)」にわけられています。そのそれぞれが、エース(1)から、2〜10の数字と絵柄、ペイジ(騎士見習いの小姓)、ナイト(騎士)、クイーン(女王)、キング(男王)が表されています。

このホームページでは、それぞれのタロットカードの意味と、タロット占いのやり方についてご紹介していきます。

その前に、占いという科学的ではないとされる精神世界のものについて、私がどう理解し活用していくとよいと思っているかについてお示ししておきます。

占いをどう理解し活用するか?

占いを求める人は、どのような人でしょうか?それは、おそらく、いま悩みなど気になることがあってそれを乗り越えようとしている人たちや、あるいは、未来をより良くしていきたいと思っている人たちが主なのだと思います。どこかで不安がある人と言ってもよいかもしれません。

しかし、占いは、科学的な根拠が示されておらず、占い師と占ってもらう人の直観力などスピリチュアルな力に頼るものです。

そして、占い師にもいろいろな人たちがいて、「当たる占い師」もいれば「当たらない占い師」もいるのが現実です。

また、「占いが当たった」と感じたときでも、心理学でいうところの、①バーナム効果、②コールド・リーディング、③ホット・リーディングなどの心理テクニックを使っている場合もあります。

①バーナム効果:誰にでも当てはまることを言っても、言われた人は、それが自分や集団に独特なことだと思い込む心理的効果のことです。例えば、長男であることを聞いておいて、おおよその長男にあてはまるような「親からの期待が大きい」と伝えることがバーナム効果です。

②コールド・リーディング:会話のテクニックを使って、占いにやってきた人を事前に調べることなしに、その場で言動を観察して、当てはまる特徴を伝えたり、当てはまると錯覚させることで、信用を得るテクニックのことです。これにはするどい観察力が必要です。バーナム効果も、コールド・リーディングに含まれます。

③ホット・リーディング:占いをする人の情報を事前に調べておき、それを隠して、まるで何も知らないのに言い当てたように思わせるテクニックのことです。

そのほか、「ショットガンニング」という、大量の情報を話して、そのうちのいくつかは当てはまることを利用するテクニックもあります。

その一方で、実際に「どうしてこんなことがわかるのか」と「不思議と当たる」占い師もいることも、私の体験として事実としてありました。

また、占いの形式によっても、結果が違ってくるようです。個人を対象とした占いでは、その人ひとりが対象になりますので、占い師がその人の未来に対して背負う責任も大きくなり、占いの精度を高めないといけないものになります。一方、不特定多数を対象としたメディアなどの占いでしたら、対象とする人数が多くなりますので責任も分散され、占いの精度も下がるものになります。

そして、占い師も人間ですので、調子が良いときもあれば、良くないときもあるでしょう。

ですので、占いをする人たちは、占いを求める人たちの未来に責任を負うものだということを常に頭に置いておかなくてはなりませんし、また、占いを求める人たちは、占いの結果を鵜呑みにするのではなく、自分自身の未来に責任をもって、占いの結果を参考にして今一度、自分の将来にとって何が良いのかを考えるきっかけにしていただくのが良いように思います。

とはいえ、わざわざお金を払って占いを受けるからには、おそらく「考えてもわからないこと」など、例えば、片想いの相手の気持ちなどが不安の種であるようにも思います。もし占いを受けるのでしたら、お金はかかりますが何人かの占い師にみてもらうのが良いように思いますし、あるいはカウンセリングという方法を選んだり、信頼できる人たちに相談するという方法もありますので、自分に合った方法は何かということをまず考えてみることからはじめるのが良いように思います。占いとカウンセリングは重なる部分もありますが、厳密には、占いが適している場合とカウンセリングが適している場合は違っていますので、占い師側からカウンセリングをお勧めする場合もあります。そのときは、過去や現在の自分の気持ちや周りの人たちとの関係を振り返ると状況がよくなる可能性があるのだととらえてみていただければと思います。占いは、主に未来を予知し、危険を回避して望まない未来を変えたり、望ましい未来をつかむためにどのような選択肢をとるとよいのかをみるものです。

タロット占いは、それぞれのタロットカードが割とはっきりした意味を表していて、カードから読み取れる可能性をリーディングしていきますから、割とはっきりとした結果が出ます。心理学的なテクニックは、あまり大きな意味を持たないのです。ですので、カードに表された結果を参考にして、自分の現状と未来を考えていきやすいと思います。

タロットカードの歴史

タロットカードの起源にはいろいろな説がありますが、記録として残っているのは、14世紀のヨーロッパで作られたというものになります。タロットカードは、はじめは貴族や富豪など身分が高い人向けに画家が制作していたようです。それが、16世紀頃に木版画が発達したことによって庶民に広がり、ゲームやギャンブルに使われるようになったようです。

その後、18世紀頃のフランスの占い師であったエッティラが、タロットカードを占星術と結びつけて「机上の占星術」として占いに使うようになってタロット占いが広がりました。当時は、フランス革命などで社会が不安におおわれていた時代であったことが影響していたのではないかと考えられています。それから、フランスのレヴィやエドモンといった人たちが、タロットカードに魔術の要素を取り入れて構成しなおしていきました。

フランスの流れを受けて、19世紀頃イギリスで、魔術結社「黄金の夜明け団」が、さらに魔術的な要素を練り直して組み込んで、現在のタロットカードに近い形ができました。

そして、イギリスで、アーサー・エドワード・ウェイトが、黄金の夜明け団のタロットカードをもとにして「ウェイト版タロット(ライダー・ウェイト版)」を現在の形のタロットカードをつくりました。これが、最も広がったタロットカードかもしれません。

その後、1972年に「アルフレッド・ダグラス版(シェルダン・ダグラス版)」という新しいデザインが出された後、さまざまなデザインのタロットカードがつくり出されていき、現在いろいろなデザインのタロットカードが生み出されています。「オラクル(神託)カード」と呼ばれる占い用のカードも、タロットカードにもとづいているものが多いです。占いする人の直観が働きやすい、占いすることに合ったカードを選びやすいようになっています。